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有機リン剤中毒

マラチオン、スミチオンなどの有機リン農薬はアセチルコリンを分解するコリンエステラーゼを阻害する。

そのためアセチルコリン過剰により、 ニコチン性、ムスカリン性両受容体の刺激作用を発揮する。

急性期には発汗、唾液分泌亢進、嘔気・嘔吐、腹痛、下痢などを呈し、重篤になれば縮瞳、 筋線維束攣縮、意識障害へと進む。

慢性期になると運動障害優位のポリニューロパチーを呈する。

血清中コリンエステラーゼの上昇が認められる。

治療にはPAM(palidoxime chloride)とアトロピンを用いる。