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ギラン・バレー症候群(急性炎症性脱髄性多発根神経炎)
感冒症状や下痢症状などが先行し、その1〜2週後に神経症状が発現する。
下肢から始まる四肢の筋力低下が主症状である。
筋力低下は遠位近位ともに認められるが、近位筋優位である。
次第に上行し、呼吸筋麻痺、上肢筋力低下をきたす。
顔面神経の両側性麻痺や舌咽・迷走神経障害による構音・えん下障害をきたすこともある。
深部反射は消失し、筋萎縮をきたすこともある。
感覚障害は運動障害に比して軽度である。
頻脈、高血圧、発汗障害などの自律神経症状も認められる。
これら神経症状は数日から数週で極期に達し、以後数ヶ月で回復する。
髄液に細胞蛋白解離がみとめられることが特徴である。
治療は副腎皮質ステロイド療法や血漿交換療法が行われることがある。
レスピレーターによる呼吸管理を要することもある。
予後は良好である。